世界農業遺産の徳島剣山系支援協議会通信-No.7

≪世界農業遺産登録の農水省第一次審査通過、国内候補で一歩前進!≫

[平成26年9月9日(火)]

世界農業遺産登録の農水省第一次審査通過、国内候補で一歩前進!

 ※剣山系の傾斜地農業(つるぎ町一宇字剪宇)

・9月8日(月)、世界農業遺産の登録に向けた国内第一次審査が東京の農水省であり、[剣山系の傾斜地農耕システム]が無事通過した。発表したのは、徳島剣山世界農業遺産推進協議会のメンバーと徳島大学の内藤直樹准教授ら。カヤを敷き詰めて土壌流失を防ぐ農法や一宇の雨乞い踊りなどを紹介し賛同を得た(徳島新聞9月9日)。なお、他の国内5県6地域も一次審査を通過した。今後、9月中旬の現地調査などを経て、10月末に農水省が承認すると、FAO(国連食糧農業機関)、本部ローマへ登録申請することができる。順調に進めば、来年2015年開催予定のFAO会議で認定される。この剣山系と国内候補として争うのは次の6地域。①平地林が支える三富新田の循環型農法(埼玉県)、②里川における人と鮎のつながり(岐阜県)、③みなべ・田辺の梅のシステム(和歌山県)、④水鳥を育む湿地としての大崎の水田農業地域(宮城県)、⑤高千穂郷・椎葉山の森林保全管理が生み出す持続的な農林業と伝統文化(宮崎県)、⑥抱護の林帯に守られた沖縄の伝統的小規模農業システム。詳細は農水省のホームページを参照ください。

[作成] 林 博章

ページトップへ